肛門腺絞りについて

広島市を中心に犬のしつけ・犬の訓練を出張で行っております。

DoggyTreeドギーツリー ドッグトレーナーの宮川です。

前回同様、お手入れの一つ“肛門腺絞り”について紹介します!肛門腺しぼりもお手入れの中でも苦戦しやすいお手入れの一つかと思います(;^ω^)

肛門腺とは…犬の肛門の左右にある、ニオイの強い分泌液を出す腺が肛門腺です。犬の他にも猫やフェレットにもあり、スカンクのニオイ袋もこれと同じものになります(;^ω^)分泌液の形状や色は犬によって色々で、同じ犬でも体調や年齢によって変化することがあります。

また溜まりやすさもその子その子によって変わってきます💦我が家の話をすると、つくしは犬生で1度しか絞ったことがありません。対してよつばは、毎回シャンプーの度に絞っています( ‘ᢦ’ )

肛門腺は、犬や猫、個体によって様々な分泌液のニオイがします。お尻のにおいを嗅ぎあって、相手を識別したり、自分のニオイを擦り付けて縄張りを主張するために分泌液は利用されます!スカンクのように身の危険を感じたときに相手を撃退する目的で肛門腺の分泌液を噴射することはありませんが💦興奮して吠えたときや緊張したり、恐怖を感じたとき、驚いた時などに分泌液が出てしまうことがあります💧

不必要な物に思われがちですが、実は役割があるようですね🌠

ただし、この肛門腺に溜まった分泌液を放っておいてしまうと、肛門腺のニオイがしたり、肛門を気にしてしつこく舐めたりします。特に多いのは違和感からお尻をこすりつけてしまうことです。時としてそこから皮膚炎に発展して化膿した状態や(肛門嚢炎)それらが悪化して、皮膚が破けて穴が開き、血液や膿が出てくる状態になることがあります(肛門嚢破裂)また最近では、この肛門嚢破裂には、アレルギー疾患が関係しているとも言われています。

一度起こると繰り返してしまう病気のため、肛門腺が溜まってきたサインが見られたら見逃さないようにして、必要に応じて適切なお手入れをしていきましょう!!

肛門腺について

肛門腺のお手入れの際には・ティッシュ(トイレットペーパーがおすすめ)・ビニール袋・使い捨て手袋・お尻をキレイにするもの等を用意されると良いでしょう!

・手で犬のしっぽを持ち上げて(この時、肛門の皮膚がしっかり張るように)

▪️右手の親指と人差し指で皮膚の上から少し膨れた部分を圧迫して絞り出します。このとき分泌液が勢いよく飛び出る可能性があるので、ティッシュなどで抑えながら行うのがいいでしょう。

絞り方や場所がわからない場合はレッスンの際にもご指導いたします!他にも動物病院やトリミングサロンで教えてもらっても良いと思います😊家で頑張りすぎてしまうと後々嫌になってお手入れが難しくなったりしますので、無理はしないようにしましょう!また腰が悪い子やすでに肛門嚢破裂を起こしている子は特に注意が必要なので、シニア犬や肥満体質の子は注意しましょう!必要であれば動物病院に相談してください😊🙌

これからもお手入れも飼い主さんが出来るようにレッスンではサポートさせていただければと思います🍀*゜

出張ができるドッグトレーナー🐶

Doggytreeドギーツリー 宮川香織

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